台北のハイライト概要

台北市は台湾の政治、経済、文化の中心である。現在、市の総人口は270万人であり、新北市、基隆市に隣接し、台湾で最も重要な都市圏を構成している。地理的な優位性と生活の快適さ、良好な治安に加え、交通、情報通信、医療、教育等のソフト・ハード面の基礎インフラが整備されていることから、数多くの多国籍企業や国際金融機関が進出するとともに、各国の在台湾領事館や商業組織の台湾における所在地にもなっている。

台北市の産業構造としては、サービス業がおよそ75%を占め、そのほかには製造業及び農林畜水産業がある。資金、人材、技術が集積していることから、専門的なサービスの経済活動が盛んであり、ナレッジ・イノベーション主導型の発展方式を形作っている。現在、当市の重点発展分野には、情報通信ソフトウェア及びハードウェア、バイオテクノロジー、流通サービス業、金融サービス、展示会・コンベンション産業等がある。統計によれば、台北市において合計3,500社余りの外国企業が登記しており、全国の半数以上の外国投資を有している。研究開発センターや運営本部の数においても上位にあり、そのうち「内湖科学技術園区」及び「南港ソフトウェア園区」は、全国における重要な産業クラスターである。当市には中央研究院及び台湾大学等29校の公立・私立大学を含む学術研究機関が林立している。就業人口のうち、大学卒業または専門学校卒業の学歴を持つ者の割合は6割以上にも上り、高資質なマンパワーに溢れ、台北の産業イノベーションやスタートアップの牽引力となり続けている。

台北の気候は良好であり、年平均温度はおよそ23度で、風土と環境は快適である。交通も便利で、平均1時間以内の車での移動により、山河から海の景観まで、変化に富んだ地形を楽しむことができる。さらに、歴史的背景の下、多元的な文化が形成され、文化の寛容性は高く、考え方もオープンである。以上のことから、企業の発展、生活、就学、就業等のいずれの条件においても、国内外の人々から高い評価を得ている。

台北市の投資環境の概要
自然 地理的な位置 台湾北部、東経121.6度、北緯24.9
面積 271.8平方キロメートル
気候 亜熱帯モンスーン気候、年平均温度23.8度
人文 人口 約270万人
人口密度 1平方キロメートルあたり約9,831人
人口構成 0-14歳人口の比率13.7%、15-64歳人口の比率64.5%、65歳以上人口の比率16.9%
1人あたりの緑地面積 5.30平方メートル/人
教育普及の程度 99%が義務教育以上を修了 就業人口の66%以上が大卒または専門学校卒
経済概況 台北市労働人口 1,329,000人
産業別就業人口 農林畜水産業0.3%、工業19.2%、サービス業80.5%
失業率 3.6%
消費者物価指数(Dec.2017) 101.06
全市年間経済収益総額(2017) 12兆5,069億台湾ドル
五大産業 卸売及び小売業、製造業、建設業、専門業及び科学・技術サービス業、金融・保険業

台北市の世界ランキングにおける優れた成績

総合競争力
  • 2017年アメリカBusiness Insiderは「世界トップ25のハイテク都市」(The 25 Most High-tech Cities In The World)を発表し、世界第5名、アジア第1名にランク。
  • 2017年知能駐車システム会社EasyParkグループは「2017世界スマート都市指標」(2017 Smart City Index)を発表し、世界第57名、アジア第5名にランクし、香港、北京、クアラルンプール、上海などのアジア都市より高く、その中、「スマート建築」と「政府デジタル化」はアジア地域において最もスコアが高く、シンガポール、東京及びソウルを超え、また「公共運輸」での表現もシンガポールを除けば一番。
金融経済の競争力
  • 2017 金融時報《外資情報》(fDi Intelligence):「アジア太平洋における未来都市の比較・評定」で第6名に、経済成長潜在力で第5名に、商業環境の友好度で第6名にランク。
  • 2017 年:イングランドZ/Yen 顧問 -「世界金融中心指数」(GFCI 22, Global Financial Centres Index 22) で世界第27名に、アジア第11名にランク。

生活及び観光の競争力
  • 2017年マスターカード国際組織(MasterCard Worldwide)の「アジア太平洋地域における最適旅行都市の報告書」(Asia Pacific Destinations Index 2017)において、国際訪問者735万人・回で、アジア第10名にランク。
  • 経済学人智庫(EIU)の「安全都市指数」(Safe Cities Index)において、台北市は第13名にランク。
  • 2016年Ericsson「ネットワーク社会都市」(Networked Society Cities Index): 台北市は世界第11名、アジア第4名にランク。アジアにおいて、シンガポール、日本と韓国を除けば一番。
  • 2016 InterNations 「世界最宜居住地」(Internations Expats Survey): 台北市は世界第1名にランク。シンガポール、日本と韓国はそれぞれ第13名、第27名と第29名にランク。

交通の利便性で世界とつながる
桃園空港及び市内の松山空港、台北港及び基隆港の両港に近く、台北は海と空の両方の輸送に優位性を持っている。台北から東アジアの主要都市までは短時間でつながり、平均飛行時間4時間以内で上海、ソウル、東京、香港、バンコク、シンガポール等に到着が可能である。海運は、香港、マニラ、上海、東京、シンガポール等のアジア太平洋地域の主要な港とつながっており、速やかに貨物を積み替えて世界各地の市場に届け、国際貿易のニーズを満たすことができる。
知識の集積と人材の優位性
2017年IMD人材報告によると、台湾は世界第23名、アジア第3名の人材強みを持ち、日本、韓国、中国よりはるかに高いです。台湾の人材は学習力が強く、効率が高く、責任感が強く、世界メーカの台湾での拠点設立を吸引しています。国内でのトップクラスの研究機構となる中央研究院に加え、市内に約30所の大学やアメリカ・ヨーロッパ・日本・韓国などの国際学校があり、区域での革新・創業の雰囲気を引っ張ります。また、工業技術研究院、情報工業策進会、中華経済研究院及び台湾経済研究院など、関連する重要な研究法人機構はほとんど当市に拠点を設け、研究能力が十分です。
法制の透明性と自由・民主
台湾は法治国家として、国の財政、金融、為替は安定しており、中央及び地方の制度のいずれにおいても人権と自由が保障されている。台湾の投資法制は透明であり、知的財産権法令は国際規範と合致しており、特許及び知的財産権は十分に保障されている。さらに、ライセンス授与の手続きを簡略化するため、国は知的財産裁判所を設立し、専門性の高い裁判制度が構築されている。このほかに、法律、財務、会計、投資等の専門企業の多くが台北市に本部及び支部を設立し、企業競争力を向上させている。
フレンドリーな都市、スムーズな環境
高度に国際化された都市として、外国語教育が普及し、日本、韓国、東南アジア等の数多くの言語の学習者数が増加しており、交通サービス、市内地図、主要機関及びインフォメーション・サービスセンターには、2言語ないし多言語の表示システムが設置されている。台湾を訪れる外国人は、商談、観光、宿泊、ショッピング、食事、交通手段利用のいずれのシーンにおいても、不便さを感じることなく楽しむことができ、コミュニケーションはスムーズである。
多元的な専門人材が集まる都市
「内湖科学技術園区」及び「南港ソフトウェア園区」の二大産業クラスターには16万人の従業員が集まり、情報通信ソフトウェア及びハードウェア、バイオサイエンステクノロジー、デジタルコンテンツ、文化・クリエイティブ等の分野に従事している。政府はグローバルな人材の導入と技術交流を促すため、ビザや居留に係る法規を積極的に改訂しており、海外のハイレベルな人材や起業家のビザ取得と台湾での居留がより容易になり、多元的な交流の機会が増えるよう支援している。