中央政府の重要政策

台湾は、2016年から「デジタル国家、イノベーション経済」を打ち立てて「5+2」奨励計画を推進するため、5兆8千3百億台湾ドルを超える資金を拠出してイノベーション産業を支援している。グリーンエネルギー・テクノロジー、アジアシリコンバレー、スマート機械、バイオ・医療および国防・宇宙産業に加えて新農業および循環経済を重点産業として補助金を支給し、部門を跨って協力を進め産業のイノベーションを図ることを目指している。

五大計画

概要説明

グリーンエネルギー・テクノロジーのイノベーション産業

グリーンエネルギー・テクノロジーを推進し産業エコロジーをイノベーションし、精密機械、IoT、複合材料、情報通信を結び付け、国内のグリーンエネルギーにおいては洋上風力発電、太陽光発電建設を進める必要がある。国際市場に打って出てスター産業に育てる。

アジアシリコンバレー

世界的に著名なテクノロジーの重要集積地と連携することにより、次世代の産業を捕捉しアジア太平洋の若者のイノベーションとスタートアップ発展の基地となる。

スマート機械のイノベーション産業

精密機械からスマート機械にレベルアップさせ、世界の5大生産国、3大輸出国になる。モデルチェンジによりレベルアップを図り、雇用を創出し、輸出を拡大し、社会的な問題を解決する。「世界のスマート機械の都」を打ち立て、中部地区の発展を促進する。

バイオテクノロジー産業

世界的な連携と当地のイノベーショングループを統合・調整し、「人才、資金、知的財産、法環境、リソース統合、テーマ厳選機能」を向上させ、研究開発によりイノベーションを行う「アジア太平洋バイオテクノロジー・医薬産業センター」を打ち立てる。

国防産業

国防産業の自立性と国防力を向上させる。国内のビジネスニーズを安定化させ、産業技術のレベルアップとシステムインテグレーションを奨励し、国際市場の開拓を支援する。産業の集積効果の強化と就業機会の増加を図り、軍民協力の良性循環をもたらす。

関連リンク:国家発展会

台北市政府の重要政策

政府は、「5+2」計画において、南港ソフトウエア園区を「アジア太平洋バイオ・医薬研究発展センター」として形成することを希望しており、約109億4千700万台湾ドルを投じてバイオ・医薬の研究開発基地に発展させる計画である。台北市政府はまた、産業の発展を促進するため、中央政府の長期計画を受けて複数の計画を推進する。

內湖科技園区2.0計画

內湖科技園区内には既に4,000を超えるメーカーが進出しており、それらの従業員は13万余人に達し、年間生産額は3.9兆台湾ドルに達する。新時代の経済成長に伴い、內湖科技園区はイノベーションとモデルチェンジの圧力に直面している。台北市政府は、內湖科技園区を核心とし、外に向かって大弯南段工業区、內湖五期および蘆洲里工業区などの六か所の広大な市有地にも拡大して、企業のイノベーションのための研究開発や新規事業用に提供する計画である。イノベーション産業と既存の基礎を融合させることにより創造の新たなチャンスに巡り合い、それにより産業全体を世界の産業の趨勢の軌道に乗せる。

南港バイオクラスター計画

中央研究院と当市の協力の下、基礎研究の中央研究院、新薬開発の国家バイオテクノロジー研究園区および臨床実験の台北バイオテクノロジー産業発展集積地が、南港ソフトウエア園区、高鉄、南港交通と結合し、新竹生醫園區と連携してバイオ産業を発展させ、これにより年間生産高500億台湾ドルを見込む。南港をバイオ産業のエンジンの中心とし、国際レベルのバイオ産業コリドーを打ち立てる。
関連リンク: 台北生技網

北投士林科技園区

北投士林科技園区は士林と北投の境界部分に場所にあり、園区の範囲は双渓の両側を跨ぎ、双溪以南は承徳路の東西両側の土地、双溪以北は文林北路と承徳路が囲む地区および承徳路以西の基隆河沿い一帶の農業区で、総面積は約194.29haである。「北投士林科技園区」は当市の內湖科技園区と南港ソフトウエア工業園区に続く第3のテクノロジー產業園区であり、当市の今後10年の産業発展用地として使用に供し、そのうち産業用地の面積は約25 haで、バイオテクノロジー、メディア、情報、電子および通信などの新興テクノロジー産業を誘致し、特に「研究開発・イノベーション」、「テクノロジーの応用」および「付加価値サービス」を結び付ける企業本部、研究開発センターおよび関連産業を優先する計画である。

エコ社子島計画

エコ社子島計画の区域総面積は83.3 ha(中央生態公園を含む)であり、台北市政府は、社子島を実験エリアとして産業の発展とスマートシティとを両立させたイノベーションコミュニティを形成する予定である。エコ社子島計画は、生態・水・植物の開発をコンセプトとし、また社子島の開発デザインの拠り所にし、循環と永続を基軸として、経済循環、エネルギー循環、生態循環の3大目標とスマートスクール、スマート防災、スマート電力網、スマート交通およびスマート農業の5大テーマに従いスマート社子島を打ち出している。社子島をスマート永続モデルエリアとして形成し、テクノロジーと環境が相互に共生する優れたモデルにすることを期待している。